目次
機能
ストキャスティクス(stochastics)は、RSI同様で相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する分析手法で、オシレータ系の指標として広く使われている。
「%K」と「%D」の2本のラインを利用した、ファスト・ストキャスティックスと、「Slow%K」と「Slow%D」の2本のラインを利用したスロー・ストキャスティクスの2種類があるが、ファスト・ストキャスティックスは、相場の動きに素早く反応するため、短期売買向きでダマシが多いのが欠点。それを補う役割を果たすのがスロー・ストキャスティクスとなるが、ファスト・ストキャスティクスを使うケースが多い。
パラメータ
ストキャスティクスは0~100の間で、「%K」「%D」という2本の線を表示。
- 「%K」=(当日終値-過去n日間の最安値)÷(過去n日間の最高値-過去n日間の最安値)×100
- 「%D」=(当日終値-過去n日間の最安値)のm日間の合計÷(過去n日間の最高値-過去n日間の最安値)のm日間の合計×100
「%K」は一定期間の値幅を100として現在どの水準にいるかという数値であり、一定期間の最高値と最安値、現在の価格を用いて算出する。「%D」は「%K」を移動平均化したもの。
利用する局面
トレンド発生時
ファスト・ストキャスティクスを利用する。
レンジ相場時
スロー・ストキャスティクスを利用する。
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