これまでの経緯

史上最高値を記録
コロナショックによる金融緩和政策で、ダブついていた資金を金融市場が取り込み
予想外の上昇を見せていた時期だが、
仮想通貨市場も2021年11月10日に最高値$69182.5を付けた。
アメリカFRBの金融引き締めの発表
兼ねてから時期を逃していた金融緩和に対する引き締め策を行うと
アメリカFRBが発表。大きな下落トレンドが始まった。

仮想通貨の弱点を補うはずのテラ・ステーブルコイン
ビットコインをはじめとする金融資産は
値動きの激しさが最大の弱点とされてきた。
それを補うために作られたのが法定通貨を担保したステーブルコインで
早くからは、USDTが多く使われてきた。
TERRAというアルゴリズム型ステーブルコインは
自動的に法定通貨の価格と連動させるアルゴリズムが組み込まれており、それが裏付けとなる。
このアルゴリズムは、ステーブルコインを同等の価値のあるトークンとリンクさせ、
需要供給量の変動に応じてトークンの発行・償却を行うことで
価格を安定させるようプログラムされている。
TERRAの場合はLUNAコインがその役割を果たしていた。

テラショック(LUNAショック)で一時2020年12月時点の価格まで下落した。
レンジと下落を繰り返しながら戻していたレート
上記のLUNAショック以降、
徐々にレートを上げながら上昇の兆しを見せていたビットコインだが
史上最高値からの下落トレンドラインを結ぶ交点に差し掛かるポイントが
今後の大きなトレンドを占う転換点だと感じていた。
実際はもう少し先だと考えていたが、予想以上の上昇で早めに交点に達したようだ。

そのきっかけになっているので
アメリカの消費者物価指数(CPI)の発表タイミングで
予想以上のインフレに対する金融施策(金利上昇)の影響が悪かったようで、
大きく株価は下落、ドルは反発上昇してきている。
最近は、アメリカの株価に連動することが多いビットコインは、
ナスダックなどと同じ動きを見せている。
今後の方向性としては、引き続き強い金融引き締めを行う公算が強い。
となればドル高円安、株価は下落、ビットコインも同調して下落トレンドへ向かう公算が強い!

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